日記のほうでも書いた、1979年度版アニメ初回で
フランソワーズをパリに迎えに来る74の図。
74的には、やはり13話が白眉な訳ですが
(物語としても見応えがあります)
そのほかの場面でも、さりげなく仲良いこのふたり。
まあそのへんは、原作の雰囲気を踏襲したんだと思います。


ただ、やっぱりこのシリーズ、原作とは別物ですね。
キャラ描写は原作とかなりずれがあるし、
物語も回によって出来不出来の差が結構ある。
まあ、この時代はアニメが子ども向けから大人も視野に入れて
作られるようになった転換期なので、いびつなのは致し方ない。
最大の不満点は、このシリーズのハインにあまり
教養が感じられないとこかな。
トンブクトゥ知らないのはまずいでしょ。(4話冒頭)
原作では、そういうのにもっとも興味ある人に描かれているのに。


009のように、長期に渡って連載され、しかもファン層が厚く
それぞれの思い入れも強い作品は、アニメ化難しいと思います。
すべてのファンを満足させるなんてことは、とうてい無理。
それを考えると、どの作品もそれなりにがんばってるのでは。
白黒アニメは未見ですが、この79年昭和版も平成版も
2012年のReも、それぞれ長所はちゃんとあるもんな。
これまでかなり平成版の悪口言ってますが、初回と0010戦、
結晶時間、風の都あたりは素晴らしい出来だと思います。
初回なんて、何度観直したことか。
今回のvs.デビルマンの映画、非常に不安なのですが
まあ、楽しんだ者勝ち、ってことでしょうね。








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